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今回は、昨年の同時期(9月)に取材で訪問した「にこにこ食堂」の活動現場に再び伺って参りました。今回の場所は、何度も地域活動の取材でお邪魔している勝どきデイルームです。この1年の間に、どのような変化があり、どんな運営を行っていらっしゃるかを拝見いたしました。

昨年は、佃児童館での開催でしたので、子どもたちに対する食事提供のサービスでしたが、今年からは、勝どきデイルームも含め活動拠点が2ヶ所に増え、幅広く展開しています。特に、勝どきデイルームでの活動は「にこにこカレー食堂」と銘打っており、子どもたちだけでなくどの年代の方でも参加できるスタイルで運営しています。

 

●中央区社協の皆さんも来られました

●中央区社協の皆さんも来られました

 


 

【ご協力頂いた方】
〇にこにこ食堂メンバー 山竹、田中、小出、中村、小松 様
〇中央区社会福祉協議会 地域支えあい課 岸 雅典 様
【取材場所】
〇勝どきデイルーム(住所:東京都中央区1-5-1 1階)
【訪問日時】
〇平成30年9月27日(木)17時~

■ にこにこカレー食堂とは?
にこにこ食堂カレーとは、昨年から佃児童館の学童クラブで始めた子どもたちへの食事サービスに加え、にこにこ食堂の皆さんが今年4月から、2拠点目として勝どきデイルームでスタートした地域交流の食事サービスです。

勝どきデイルームは、中央区社協が施設の管理を行っており、地域ささえあい課の事業(おとなりカフェ・ちょこっと相談会)をはじめ、その他多くの地域活動団体の拠点として活用されています。にこにこカレー食堂の名の通り、毎月の素材テーマを変え、“その時の旬なもの”を加えたカレーを作り、みんなで食べるイベントです。

運営母体は「にこにこ食堂」は、一昨年の準備期間を経て昨年4月から中央区立シニアセンター内で地域食堂をスタートさせた任意組織です。ここに集う方々は、長年中央区内で地域活動を行って来た方たちを中心に、「食を通じて孤食などの課題解決を目指す」ことを目的に集まった有志の皆さんです。もともと、学童クラブにおける子ども食堂から活動を始めていますが、今年からは今回の様に幅広い世代の方々を対象とした食事サービスに活動の幅を広げています。

●今回のにこにこカレー食堂の案内チラシ

●今回のにこにこカレー食堂の案内チラシ

 

■ 当日のメニューとイベント内容
当日は、17時~19時までの開催でしたが、開店早々の時間帯では、勝どきデイルームと同じ建物に併設されている「いきいき館勝どき(中央区立敬老館)」のアクティビティを利用した方々などが大勢で来店され、序盤から大忙しでした。

取材で伺った時間帯は、来場者の波がちょうどひと段落したタイミングでしたが、それでも満席に近い状況でした。にこにこカレー食堂方に伺うと、「これから19時近くまでの時間では、親子連れの皆さんが大勢来られる時間になる。」とのことです。

今回のカレーは珍しい「鹿肉カレー」でした。にこにこ食堂の活動を知った地域の方などから食材提供の支援を頂いて実現しました。
子どもから年配者に至るまでの来場者がいるので、味も考慮し口当たりをよくするために、鹿肉の下ごしらえには6時間以上の手間を掛けています。

 

●食事が運ばれて来るまで歓談中の皆さん

●食事が運ばれて来るまで歓談中の皆さん

 

●カレーもデザートも全て手作りです!

●カレーもデザートも全て手作りです!

 

●デザートも付いた今月のカレーセット(これで小ライス)

●デザートも付いた今月のカレーセット(これで小ライス)

 

■ 地域の皆さんに支えられ発展しています!
●食材はにこにこ食堂の活動に賛同された地域の方からの差入れが多い
先にも述べましたが、今回の食材「鹿肉」は地域の方からの支援にて調達されました。にこにこ食堂の運営理念には「地域交流を通じ孤食を防ぐ」ことも上げられていますが、もう一つの柱に「食育」もあります。
毎月食育のコンセプト・テーマを替えて、その食材が意味する事や食材の現状などについて、みんなで学ぶ良い切掛けづくりを考えています。

●来場者への告知・広報はSNSなどのソーシャルメディアが有効
昨今では、ボランティアなどのインフォーマルな活動は参加する方々が口コミのほか、フェイスブックやツイッターをはじめとするSNSを活用して広報することが多く見られますが、にこにこ食堂でも運営開始当初よりフェイスブックを通じた、地道な活動紹介を行ってきました。

その甲斐あってか、現在まで活動に共感する地域の皆さんからの食材の寄付や活動の担い手として参加されるケースなどの実績が着実に積み重なってきています。今回の参加者のエントリーも、SNSを通じた反響が多く見られましたが、同じく当初から活動を支援している中央区社協の皆さんを始めとした地域のネットワークによる効果も非常に大きかったと言えます。
現在、にこにこ食堂の公式ホームページも作成準備中で、今後さらに発信力を高めていくことになります。

【リンク】にこにこ食堂FBページ

■今後の展望と課題
●同じような活動を志す人たちを支援していきたい
にこにこ食堂は、昨年の活動開始から、まだ1年ちょっとの期間しか経過していませんが、現在では2ヵ所目も順調に運営しており、そこに関わる人たちの輪は、拡大傾向で推移しています。
取材当日も、にこにこ食堂と同じ様に地域食堂の展開を検討している団体の方たちが視察に見えていました。受け手としてだけではなく、支援の送り手(地域活動の主体)としてのニーズも高まっています。

小出さんに今後の展望についてお話を伺うと、自分たちだけが活動を大きくしていくのではなく、同じような活動を検討している方(組織)の皆さんを支援する形で、結果として地域全体で活動の幅を広げていきたいと仰っていました。具体的には、組織の立上げから自治体への申請実務や食材の調達などに至るノウハウの開示などの形で支援していく方法も検討されています。

●子どもたちのニーズの変化への対応
今年から始めた、勝どきデイルームで開催されるにこにこカレー食堂は、順調に参加者を増やしています。一方、一足早く始めた子どもたちへの地域食堂活動の方も大きな不安もなく続いていますが、昨年と今年で反響(参加児童の人数)が変動しており、一筋縄では行かない苦労があります。

その要因は、単に地域食堂を敬遠しているということではなく、地域の親子が選択する学童そのものの志向の変化などが考えられます。子どもたちだけではなく、親御さんの「仕事と家事の両立支援」もバックグランドに置きながら運営内容を考える大変さが見受けられます。

●「拠点の提供や斡旋支援」から始める地域活動の協働
不動産業に係る立場の方にも、本業のままで地域活動に十分参加し、ボランティア活動をする方たちと同じ立場で地域力を高めていく貢献の形もあります。

他の地域活動と同様、地域食堂などの拠点・居場所活動には「固定された活動場所の確保」という大きな課題がつきものです。未利用・低利用の不動産などと地域活動を結びつけることができれば、大きな支援となります。

●会場入り口(勝どきデイルーム)の置かれた看板

●会場入り口(勝どきデイルーム)の置かれた看板

 

●建物エントランス前に置かれたのぼりが目印です

●建物エントランス前に置かれたのぼりが目印です

 

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文責:中央支部広報公益委員会

 

2018.10.08

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